最近では愛犬のお葬式をする方が増えているみたいですね。
長年乗車してきた愛着のある車を廃車にするのは・・・という想いから愛車供養をする方も多いようです。
廃車にする前に感謝を込めて洗車、車内清掃、お神酒が一般的ですが、中には神主などに依頼して祝詞をあげる本格的な供養をする方もいるみたいです。
廃車リサイクルの日とは?
廃車リサイクルの日とは、福島県総合リサイクル業者が日本記念日協会に申請し、登録された記念日です。
この記念日は福島県と山形県に工場を構え自動車部品の販売・使用済み車輪の適正処理などを手掛ける(株)ナプロアースが制定しました。
意味
廃車をリサイクルすることで出るゴミを資源にし、買い取ることで商品価値を生み出す「もったいないからもったいある」へという精神で、廃車リサイクル活動を広げることが目的です。
由来
8→「は」1→「い」4→「しゃ」という語呂合わせから8月14日を「廃車リサイクルの日」としました。
地球の環境にも貢献していて素晴らしい記念日ですよね。
自動車リサイクル法とは?
自動車廃車業者の不法投棄を防いで、地球の環境保護を目的とした法律のことです。
自動車リサイクル法は2005年に制定され、廃車やリサイクルの際にかかる費用を自動車の購入者が負担する義務が生じました。
自動車によってその料金は異なりますが大体1万円〜2万円程で、新車を購入する際に支払います。
ですが後に中古として売れば最初に払った金額は還付され、その中古を購入した人が代わりに支払うことになります。
つまり最終的な購入者が負担するということになっています。
車の場合リサイクル出来るものはエアバッグ類、フロン類、シュレッダーダストの3種類です。
リサイクル後フロンはカーエアコンに使用されて、シュレッダーダストは解体後金属を除いてガラスやプラスチック、ゴムなどになります。
自動車リサイクル券とは?
日本では年間約300万台の自動車が廃車となっています。
廃車になった車はそのまま埋め立てするのではなく、分解されてリサイクル出来る部分はリサイクルし、廃棄するしかない部分は最終処分場へ運ばれます。
廃車にかかる手間と費用を車の所有者自身も負担する、そのために生まれたのが「自動車リサイクル券」です。
自動車リサイクル券の購入の仕方や、種類、もし紛失してしまったらどうしたら良いのか?など解説していきます。
いつ購入する?
自動車リサイクル券は、新車を購入する時期に購入し支払います。
新車購入時に車の代金以外にも「リサイクル依託金」というものを支払う義務があります。
新車購入代金の明細書を詳しく見てみると「リサイクル料」という項目が含まれているはずです。
リサイクル料を支払った証明として「預託金証明書」が納車時に車検証と一緒にディーラーから渡されます。
預託金証明書は大切な書類なので紛失しないように車検証と共に保管しておくといいでしょう。
中古車を購入した場合でもリサイクル料を支払う義務はあります。
リサイクル料は車の最終的な保有者が負担しなくてはいけないので、新車であっても中古車であっても「その時点での所有者」が支払わなければいけません。
リサイクル券のA券B券C券D券とは?
自動車リサイクル券は1枚の券ではなく、A券〜D券の4枚の券が1つのセットになっています。
これはリサイクル料金を支払ったと証明するもので、それぞれの券を必要とする業者が異なります。
リサイクル料金を支払い後、その車の所有者が保管するのはA券B券です。
A券は「預託証明書」で、所有者がこの券に記載されている料金を支払っていることを「公共財団法人自動車リサイクル促進センター」が証明する券となります。
B券はこの車が必要なくなった場合に、自動車の引き取り業者が最終所有者に交付する「使用済自動車引取証明書」です。
車を売却する際に必要となります。
C券は「資金管理料金受領書」として公益財団法人自動車リサイクル促進センターが管理料金を受け取ったと証明している券です。
D券は「最終通知書券発行控」となっていて、リサイクル料を所有者に通知した後に事業所が控えとして保管する券になります。
自動車リサイクル券の金額は?
自動車リサイクル券の金額は車種によって様々です。
軽自動車・小型乗用車は7000〜16000円、普通乗用車は10000〜18000円、中型・大型トラックは10000〜16000円、大型バスは40000〜65000円が水準ですが、この金額とは多少のズレが生じることもあります。
この料金に加えて情報管理料金の230円、新車購入時には賃金管理料金が380円、車検時や廃車時にも賃金管理料金として480円が必要となってきます。
情報管理料については自動車の最初の所有者が支払う決まりです。
自動車リサイクル券を紛失したら?
自動車リサイクル券は廃車時まで所有者が保管する必要がありますが、万が一紛失してしまったらリサイクル料金の支払いを証明する「自動車リサイクル料金の預託状況」をプリントアウトしましょう。
以前は陸運局の専用端末でリサイクル券の再発行をしていたみたいですが、2008年より再発行は廃止になりました。
代わりに「自動車リサイクルシステム」のホームページから預託状況を印刷して代替するという方法になりました。
「リサイクル料金を支払った」ことが証明されれば券自体は必要ないということになります。
さいごに
廃車後に解体される車も多い中、ロシアやアフリカ諸国に輸出され新しい場所で頑張っている車はたくさんあります。
その一方で不法投棄され、山や橋の下など暗い場所で朽ち果てていく車も多く見かけますね。
長い間生活の手助けをしてくれた愛車には、犬や猫などペットと同じように愛情を持って接してほしいです。
車たちの余生を考えてあげるのも大切なことかもしれません。