みなさん、ハムはよく食べますか?
ハムは、そのままで食べることはもちろん、チャーハンに入れたり、サンドイッチやサラダ、スープに入れたり、いろんな料理に使えて便利な食材ですよね。
ハムは、便利な食材というだけでなく、老若男女問わず人気があります。
ところで、8月6日は、ハムの日だということはご存知でしたか?
今回は、8月6日がハムの日になった由来や、ハムを美味しく食べるコツ、ハムと生ハムの違いなどハムにまつわる雑学をまとめてみました。
「ハムの日」とは?
ハムは、まだ狩猟が盛んだった時代に、食用の豚肉を塩漬けすることで長期保存ができることを古代の人が知ったのが、ハムやソーセージのはじまりと言われています。
日本にハムの製造技術が伝わったのは、19世紀の後半でした。
そんなハムを食べる日として8月6日は、ハムの日と言われています。
どうして8月6日は、ハムの日と言われるのでしょうか?
ハムの日の意味や由来について調べてみました。
意味
8月6日のハムの日は、日本ハム・ソーセージ工業協同組合によって制定された記念日です。
ハムの日は、ハム料理を堪能しようという意味で制定されました。
ハムの日には、ハムの普及を目的とし、ハムのセールを行っているスーパーマーケットや精肉店も見られます。
由来
では、なぜ8月6日がハムの日と定められたのでしょうか?
それは、8(ハ)6(ム)の語呂合わせが由来になっているようです。
語呂合わせとしてはバッチリなハムの日ですが、8月6日は、1945年に広島県に原爆が投下された広島平和記念日でもあるので、賑やかなイベントなどは開催されていません。
大きなイベントは開かれていませんが、家で美味しくハムを食べる日として知られているんですね。
ハムと生ハムの違い
ハムと生ハムの違いについて説明します。
まず、ハムは豚のもも肉によって作られた加工食品のことを示します。
というのも、ハム(ham)という名前がそのまま英語で豚のモモ肉を示しているからです。
生ハムは、生という言葉がついていますが、実は生ではないんです。
生ハムと言うくらいですから、生だと思っていた人も多いはずです。
ロースハムやボンレスハムなど、一般的なハムは加熱加工するのに対し、生ハムは豚肉を数週間塩漬けにしてから低温でいぶして作ったり、塩漬けにした状態で乾燥させて作られています。
ハムと生ハムの違いは、加工過程で加熱してあるかどうかの違いなんです。
ハムの雑学を紹介!
日本では、ハムと言えば、ロースハムを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
実は、ロースハムは日本独自のものなのです。
このように日本独自のロースハムの歴史や、ハムを美味しく食べるコツ、お歳暮にハムが贈られる理由などハムにまつわる雑学についてまとめました。
ハムについて学んで、8月6日のハムの日には、美味しいハムを食べましょう。
日本独自のロ-スハムとは?
日本国内で売られているハムの70パーセントが、ロースハムです。
ハムの本場である欧米では、ロース肉を使ったハムはあまりポピュラーのものではありません。
先ほど述べたように、欧米ではハムという言葉が豚のモモ肉を指しているからです。
欧米では、ハムというと豚のもも肉を使った骨付きハムの事を言います。
時代を経て、ここから骨を取ったボンレスハムや肩肉を使ったショルダーハム、火を加えない生ハムなど様々なバリエーションのハムが生まれました。
日本で一番ポピュラーであるロースハムは、大正時代に日本に来たドイツ人が製法を生み出し全国に広まったもので、日本で育った独自の製品なのです。
ロースハムという名称も日本で生まれた製品名です。
おいしく食べるには?
ハムは、さまざまな料理に使えますが、ハムの美味しい食べ方について紹介します。
ハムを美味しく食べるためにやってはいけないことは、焼くことだそうです。
ハムは、焼くことを前提に作られておらず、焼かずに食べるための味付けや香りづけがされているそうです。
また、ハムは焼くことで硬くなってしまうんだそうです。
そのため、ハムを美味しく食べる方法は、手を加えずにそのまま食べることです。
しかし、おかずにハムだけというのはちょっと物足りないですよね。
ハムを使った美味しいレシピをご紹介します。
一つ目は、パニーニです。
パンにハム、トマト、チーズを挟んでパンごとフライパンで焼き上げたものです。
ハムは加熱されていないので、さくさくなパンと柔らかいハムが絶妙で、調理時間も短く簡単に作れます。
二つ目は、ハム丼です。
2017年2月5日に放送された『男子ごはん』で紹介されたレシピです。
ご飯の上に、ハムをのせ、香味だれをかけ、ネギをふりかけ、糸唐辛子をのせます。
簡単にでき、丼ものなのでボリュームも満点です。
お歳暮にハムが贈られる理由
昔から日本では年の暮れにお世話になった人への感謝の気持ちを込めて贈り物をするお歳暮の習慣があります。
お店のお歳暮コーナーやカタログには、ハムが多くみられますよね。
なぜ他にもたくさん食品があるのに、ハムがお歳暮の定番になっているのでしょうか?
疑問を持ったことはありませんか?
その疑問を解消していきたいと思います。
ハムがギフトに選ばれるようになったのは、ハムは高級品というイメージが昔からあったからだそうです。
ハムは、昭和30〜40年ごろまではとても高価な食品でした。
明治時代の実業家である松田雅典(まつだまさのり)さんが長崎でハムを製造して、明治天皇が長崎においでになった時に、自家製ハムを献上したと伝えられています。
このことから、ハムは天皇に献上するほどの高級品という印象がついたようです。
また、ハムがこのように天皇に献上されたことから目上の方や大切な人に贈るものにふさわしいものだとされ、現代にも伝わりました。
ハムは保存食なので、賞味期限が長いこと、調理しなくても食べられることもお歳暮に選ばれる理由の一つだそうです。
また、ハムはもも肉から造られる骨付きハム、ボンレスハム生ハム、ロース肉から造られるロースハム、生ハム、肩ロース、うで肉から造られるショルダーハム、生ハム、ばら肉から造られるベリーハムなどバリエーションが豊富にあります。
バリエーションが豊富なので、ハムのギフトが被ってしまったとしても同じものになるというリスクが少ないんです。
また、子供から大人まで楽しめることもお歳暮として選ばれている理由です。
さいごに
ハムは、子供から大人まで幅広い世代に人気な食べ物です。
現在ではさまざまな料理に取り入れられてるハムですが、日本のハムの70パーセント以上は、ロースハムで、ロースハムは日本独自の製品だとわかりました。
ハムを美味しく食べる方法や、レシピもご紹介しました。
ハムは保存食なので、賞味期限も長く、贈り物としても喜ばれる意味がよくわかりました。
8月6日のハムの日は、美味しくハムをいただきましょう。
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