今回はみなさんが毎日ご飯を食べるために使っている箸に関係している「箸の日」について紹介していきます。
箸はなぜできたのかなどの歴史にも触れていくので、ぜひ見てみてください!
箸の日とは?
箸の日は、8月4日に制定されています。
なぜこの日なのかということや、この箸の日には何か行われているのかをまとめていきます。
意味・由来
8月4日の箸の日は、箸を取り扱っている株式会社藤本商會本店が、毎日の食事で欠かすことのできない箸への感謝を表すということを目的として制定されました。
8月4日に制定されたのは「8(は)4(し)」という語呂合わせになっています。
そして、その8月4日には、日頃からご飯を食べることに使用する生きるために必要であるものである箸に、日ごろの感謝・延命長寿と無病息災を祈願する日枝神社の「箸感謝祭」というお祭りもあります。
「11月11日」にも
上では8月4日の「箸の日」について紹介していきました。
しかし、8月4日だけでなくもう一つ「箸の日」として制定されている日があるんです。
それは、11月11日です。
なぜこの日に制定されたのかということをまとめていきます。
11月11日は箸が2膳並んでいるように見えるということから箸国際学術シンポジウムが2015年に制定しました。
中日韓の専門家や学者の方たちが、箸を世界遺産登録を目指して制定したといわれています。
箸の起源や歴史
続いて箸に関する歴史についてまとめていきます。普段、あたりまえのように使っているものですがどのようにできたのか知ってみるのもいいかと思います。
時は弥生時代まで遡るのですが、箸の素材が木ということもあり遺跡からは判断することができないということで明確なことはわからないんだそう。
弥生時代末期の遺跡から、細く削られた竹を半分に折り曲げたトングのような形の「折箸(おりはし)」というものが発見されました。
普段は手掴みで食事をしていたけれど特別な儀式のときにこの折箸というものを使っていたといわれています。
中国の歴史書では日本人は手掴みで食事をしていると書かれているけれど、日本の「古事記・日本書紀」では神代の頃から箸は存在したと書いてあり、矛盾しているという話もあるんだそう。
普段の生活で箸を使うようになったということは、あの有名な聖徳太子がきっかけだといわれています。
607年に遣隋使として派遣された小野妹子たちが持ち帰った箸と匙のセットを、聖徳太子が初めて朝廷の儀式に使ったそうです。
それを朝廷での食事に取り入れることで箸を使う風習が民衆にも広がっていきました。
箸と呼ばれるようになった理由は?
箸と呼ばれるようになった理由は4つの説があります。
- 2本の棒の端のほうでつまむので「はし」になった
- 鳥のくちばしに似ていたから
- 挟んで食べるという「挟み」から「はし」というようになった
- 「橋」や「柱」などの見た目から「はし」になった
このようにいくつかの語源があるそうです。
昔に遡って知っていくことは楽しいですよね!
「箸供養」とは?
みなさんは「箸供養」というものがあることを知っていますか?
「箸供養」とは、普段使っている箸が折れたらそのままゴミとして処分するのではなく、いつもご飯を食べるときにお世話になった箸に感謝するという行事になります。
お焚き上げをして供養するそうです。
郵送などで箸を受け付けてくれているところ・供養する箸を持参すると新しい箸と交換してくれるところもあるそうです。
この「箸供養」は毎年、8月4日に行われます。
そのため、8月4日の箸の日にはたくさんの行事が行われているんです。
箸の日にプレゼント!
8月4日の箸の日には大切な人に箸をプレゼントするということもよいかもしれません。
箸のプレゼントは引越し祝いや新居祝いなどで贈るという話もよく聞きますが、実際はどのような意味があるのかということもまとめていきます。
オススメの箸も簡単に紹介していくのでぜひチェックしてみてくださいね!
プレゼントする意味とは
箸のプレゼントにはいい意味と悪い意味があるので、あげる人に注意してみてください。
【いい意味】
まずひとつは「幸せの橋渡し」という意味が込められています。
「箸」と「橋」をかけて付けられた意味なんだそうです。
夫婦箸などでは夫婦の幸せを結びつけるという意味もあるので結婚祝いなどでプレゼントするのもいいかもしれません。
箸は2本で1組なので、その様子を夫婦にあてはめて「夫婦箸」と言われるようになりました。
ピッタリとくっついた箸を夫婦に見立てて、夫婦の仲の良さや幸せを願う意味が込められています。
【悪い意味】
お年寄りには箸をプレゼントするということはよくないことだと言われています。
その理由は「三途の川への橋渡し」になってしまい、縁起が悪いからだそうです。
長生きや元気への橋渡しという意味もあるため確実にプレゼントしてはいけないというわけではないのですが、住んでいる地域や考え方によっては嫌がられることもあらそうです。
そのため、箸をプレゼントするときには込められた意味も考えて注意することが必要です。
おすすめの箸
続いてプレゼントおすすめの箸を紹介していきます。
①お箸専門店「江戸木箸」
握りやすくて、つまみやすい江戸木箸は箸界のなかではすごく有名なんだそう。
なんとこちらのサイトでは250以上の箸があり、七角・八角・そしてそば専用箸などが用意されており有名なレストランなどでも使用されているそうです。
ネットで通販もできるそうなので気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
②箸蔵「まつかん」
このまつかんでは昔ながらの製法でというわけではなく日々進化して多様化する時代に合わせた箸をつくっているんだそう。
ライフスタイルに合った箸を自分で自由に選べるため様々なニーズから人気があります。
こちらのサイトは見やすいため、自分に合った商品が見つけやすいのではないかと思います。
③一双
一双は、若狭漆の箸の伝統を守りながら、日本各地の塗物や西陣織などの伝統工芸とのコラボレーションにも取り組んでいる会社になります。
なんと、約2000種類以上の箸を展開しています。
色が美しいのが特徴で、昔ながらの漆塗りから耐熱対応の塗りものまで、幅広く展開されています。
そして人気の理由は良質の天然木を材料にしていることや、先が細く作られていて使いやすいことが挙げられるそうです。
こちらの箸は女性が喜ぶ箸のプレゼントランキング1位になっているものなので、大切な人を箸をあげたいという方はチェックしてみてください。
さいごに
今回は「箸の日」についてまとめていきました。
いつもあたりまえのように使っているけれど、生きていくために必要なものとして大切にされている箸について新しく知ることがたくさんあったと思います!
8月4日は箸を供養する日にしませんか?
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