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君が代記念日が8月12日になった由来は?歌詞の意味や国歌になった理由も!

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みなさんは国歌の「君が代」に記念日があることを知っていますか?

今回は君が代記念日についてなぜこの日が記念日になったのか込められた意味や由来をまとめていきます。

君が代の歌詞についてなどもまとめていくので、ぜひ見てください!

 

 

君が代記念日とは?

まずは君が代記念日とは何かということを紹介していきます。

君が代記念日は8月12日なのですが、なぜこの日になったのか込められている意味や由来についてまとめていきます。

 

意味・由来

1893年の8月12日に文部省が訓令「小学校儀式唱歌用歌詞並楽譜」を布告しました。

そさて小学校の祝日・大祭日の唱歌に『君が代』『一月一日』『紀元節』等8曲が定められたそうです。

そのため、8月12日が君が代の日となったそうです。

1999年「国旗国歌法」により正式に君が代が国歌となりました。

 

 

「君が代」の歌詞の意味は?

続いて「君が代」に込められている歌詞の意味を紹介していきます。

この国歌にはこういう意味があるのではないかという説が何個かあるので今回は3つを詳しくまとめていきます。

少し昔からの歴史に触れるような形になるので知れば知るほど面白くなるのではないかと思います。

 

天皇の御代を称える説

まず一つめは"天皇の御代を称える"という説についてまとめていきます。

簡単にいうと「君が代」の君というのはあなたという意味ではなく"君主"という意味なのではないかということです。

明治になり、政府が曲の「君」とは「君主」つまり天皇の意味だと勝手に決めて「国歌」として国民に押しつけたんだそうです。

今の政府も戦前の「大日本帝国憲法の精神をふまえ『君が代』の『君』は日本を統治する天皇の意味で用いられ、『君が代』の歌詞も天皇の治める御代が末永く続き栄えるようにという意味に解釈されてきた」と認めています。

1800年代の天皇とは立法・行政・司法権の頂点に立ち、軍の最高指揮権、宣戦布告権、非常大権など強大な権限をもつ文字どおりの専制君主だったのです。

そのため「君が代」はこの専制君主としての天皇の治世をたたえる歌とされていました。

しかし戦後になり、絶対主義的天皇制が否定されていきます。そこから国民主義が憲法に明記されていきました

そのため「君が代」の君が君主のことだとするとがいまの憲法のもとでの国歌としてはふさわしくないものだといわれているそうです。

このように1800年代では天皇=君主といわれており全てを握っていると言っても過言ではなく、「君が代」の歌詞が”天皇の時代、天皇の国”という意味とされていました。

 

女性から男性への恋文説

二つめは女性から男性に送る恋文という説についてまとめていきます。

みなさんがご存知のこの歌詞があると思います。

「君が代は

千代に八千代に

さざれ石の

巌(いわお)となりて

苔(こけ)のむすまで」

この意味を理解しながら歌っているという方は少ないと思います。

なんとこの歌詞の現代語訳はこのようになっているんです。

 

【現代語訳】

「愛しい貴方よ

貴方を愛する気持ちは
例えるなら

小さい石が集まりやがて
大きな石の塊に成長し

それに苔が覆い尽くす位
何千年も何万年経っても
あなたを思う気持ちは
永遠に変わりません」

この歌詞の内容を見ていくと上で紹介した天皇を称えるという歌詞というよりは恋文という意味があっている気がしますよね。

学校では君=天皇と教わるけれどこれは国歌としての教育上の建前だという説もあります。

本来の「君」の意味は『男女…男性は女性を、女性は男性を語る際での意味』として異性への想いを綴った平安時代の『恋文』だといわれています。

このような意味が込められていると思うとすごく粋で歌っていてすごく幸せな気持ちになりますよね。

 

イザナギ、イザナミ神話起源の日本人子孫繁栄賛歌説

続いてイザナギ、イザナミ神話起源の日本人子孫繁栄賛歌という説について詳しく紹介していきます。

この説では「君(きみ)」とは、古事記に登場する神様 男神イザナキノミコトと女神イザナミノミコトの事であり、「き」は男「み」は女をさしています。

イザナキ・イザナミより前の神々には性別がなかったため、日本の神々で最初に性別を持った神が、イザナキ、イザナミといわれています。

きは男、みは女をさして、いざなう男・いざなう女です。この「いざなう」を漢字で書くと誘うという字になります。

そのためイザナギとイザナミの話は、誘い合う男女の物語です。

そして2人は重なり子を授かることで完全になるということになりその「子」というのが私たち日本人という風につながっていきます。

歌詞にある【千代に八千代に】は神々は、完全に成長した二人を敬い喜んだということになります。人は、生まれ変わり何度でも繋がりを持って結ばれる、そして、愛し尊敬し合う世がこれから千年、万年続くようにという意味を込められています。

【さざれ石の巌となりて】には小さな石が結束して、一つになり巌となるという意味が込めれています。

【苔のむすまで】には苔は濡れたものと、固いものがしっかり結びついたところに生えますよね。

そこから発展して、子孫繁栄という意味につながっていきます。男女がひとつになり、一緒に汗を流し涙を流し、互いにしっかり協力し合い長い年月をかけて生育していくという思いが込められています。

このようにこの「君が代」にはイザナギ、イザナミの神話が起源となった日本人誕生から子孫繁栄までが描かれていると言われています。

 

 

君が代が国歌になった理由は?

「君が代」が国家になったのには海軍が宮内省を巻き込んで決めたという背景があるそうです。

ほかの役所や政府として承認していたわけではないため、陸軍は「扶桑」を文部省は別の「国歌按」を考えて「君が代」に対抗しました。

しかし陸軍や文部省が提案したほかの曲は出来が悪かったため「君が代」には勝てなかったのです。

「君が代」の歌詞は歌い継がれてきたほどだったのでよくできておりメロディーも一度英国人が作曲したものを日本人に加えドイツ人も直してとされていたため出来が良かったんです。

このような背景があり、結局は文部省が諦めた時点で「君が代」が国歌に決まるという流れだったそうです。

そして1999年に国旗国歌法ができ「君が代」が国歌として制定されました。このように法律により国家を制定することは珍しいことでした。

 

 

さいごに

今回は8月12日の君が代の日について紹介しました。

そしてみなさんに馴染みがある国歌の「君が代」について詳しく紹介していきました。

込められている意味やどのような歌詞なのかということを知らなかったという人は多かったと思います。

自分の国の国歌について意外と知らないことが多いと思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです!

 

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