時候の挨拶

年末の候の読み方と意味は?使える時期と時候の挨拶を含む例文も紹介!

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ビジネス文書、手紙を書く際に、四季折々に合わせた時候の挨拶を使います。

時候の挨拶は、二十四節気や、季語などを生かした、日本独特の文化となっています。

そんな時候の挨拶の一つに、「年末の侯」があります。

「年末の侯」は、文字通り、歳の暮れに使うので、一見、簡単に思えますが、だからこそ、使う時期を間違うことはできません。

時候の挨拶を間違えると、相手に失礼にもなりますし、自分の印象を悪くすることにもなってしまいます。

ということで、今回は、「年末の候」の読み方や意味、使える時期や、ビジネス文の具体的な例文などをご紹介します。

 

 

年末の候の読み方と意味は?

年末の候の読み方は、漢字の部分を全て音読みにして(ねんまつのこう)となります。

侯は、天候や気候季節を表す言葉で、「〇〇の候」は、「〇〇の季節になりましたが‥」という意味になります。

ですので、年末の候の意味は、「1年の終わりを迎える頃」、「今年も終わる時節になりましたが‥」といった感じになります。

 

 

年末の候が使える時期は?

「年末の候」の使える具体的な時期は、12月です。

12月の中でも、中旬から下旬頃にかけて、使うのが最適です。

これは、いわゆる年の瀬と呼ばれる時期で、1年のうちで、最も慌ただしい時期とされています。

使い方としては、1年の最後の挨拶として、使用するのが良さそうです。

ただし、遅れてしまうと、お相手が読むのが、年明けになって、全く意味をなさなくなってしまいますので、遅れないように注意しましょう。

同じ時期に使える時候の挨拶に、「歳末の候」、「歳晩の侯」などの表現があります。

 

 

年末の候を使った例文

ここでは、「年末の候」を使った例文をビジネス・公的な手紙、上司・恩師に送る手紙、友人・知人に送る手紙の三つのシーンに分けて、ご紹介します。

 

ビジネス・公的な手紙

〔書き出し〕

拝啓 年末の候、貴社、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

拝啓 年末の候、貴殿におかれましては、益々ご健勝のことと、お慶び申し上げます。

〔結び〕

来年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。かしこ

今後とも、幾久しくお引き立てくださいますよう、お願い申し上げます。敬具

 

上司・恩師に送る手紙

〔書き出し〕

拝啓 師走の慌ただしい季節となりましたが、ご一同様には、ご活躍のこととお慶び申し上げます。

拝啓 年末の候、余日少なくなった歳晩の頃、〇〇様、お元気でお過ごしですか?

[結び]

慌ただしく忙しい日々ですが、ご自愛のほど、お願い申し上げます。

皆様お揃いで、良き春を迎えられますこと、お祈り申し上げます。

 

友人・知人に送る手紙

〔書き出し]

年末の候、今年も残りわずかですね。お変わりありませんか?

年末の侯、暖冬の今年は、師走とはいえ、穏やかな陽気が続きます。お変わりありませんか?

〔結び〕

忘年会シーズンですが、食べ過ぎなどに、ご注意ください。

冬いよいよ本番です。元気で頑張りましょう。

 

 

さいごに

年末の候は、文字通り、年末に使う時候の挨拶です。

年末の候の読み方は、漢字の部分を全て音読みにして、(ねんまつのこう)と読みます。

年末は、まさに、1年の終わりを迎える頃を示しています。

侯は、時候の挨拶では、季節、天候、気候を表す言葉で、「〇〇の侯」は、「〇〇の季節になりましたが‥」という意味になります。

ですので、「年末の侯」は、「年の終わりの時期になりましたが‥」という意味になります。

「年末の侯」を使う時期は、12月、特に12月の中旬から下旬頃がぴったりです。

ただし、手紙を出すのが遅れると、お相手が読むのが年明けになり、意味がなくなってしまうので、遅れないように出す必要があります。

ということで、あなたも、年末の慌ただしい時期に、お相手の労をねぎらう手紙を書いてみてはいかがでしょうか?

 

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