挨拶文や、手紙を書くときに使う時候の挨拶。
その一つに、小寒の侯があります。
小寒は、二十四節気にある表現で、厳しい寒さを迎える時期に使います。
小寒は、寒の入りとも呼ばれ、本格的な寒さを迎える時期が始まります。
時候のあいさつは、いつからいつまで、使えるのか、正しく知らないと、手紙を出す相手に、良い印象を与えません。
ということで、今回は、小寒の候の読み方や、意味、使える時期や具体的な挨拶文の例文などについて、ご紹介します。
小寒の候の読み方と意味は?
「小寒の候」の読み方は、漢字の部分を全て音読みにして、(しょうかんのこう)と読みます。
小寒は、1月6日頃のことで、次の節気である大寒は、1月20日頃です。
二十四節気の24番目になります。
大寒は、1年のうちで、最も寒い時期を表す表現です。
大寒を過ぎると、第一の節気に戻り、十分になります。
秋分は、2月4日頃を示しています。
侯は、天候、気候、季節を意味する言葉で、「〇〇」の候は、「〇〇の季節になりましたが‥」という意味になります。
ですので、「小寒の侯」は、「1年で最も寒い時期を迎えるこの頃ですが‥」という意味になります。
小寒の候が使える時期は?
「小寒の候」の使える時期はいつからいつまでなのでしょうか?
二十四節気は、節気の前日までというルールがあるので、小寒の侯の使える時期は、はっきり決まっています。
「小寒の候」の使える時期は、小寒(1月6日侯)から、大寒(1月30日)の前日までとなっています。
その日一日だけを小寒と表現することもあるので、小寒は、期間関としての意味もあることを知っておくと良いと思います。
小寒の候を使った例文
ここでは、「小寒の侯」を使った例文をビジネス・公的な手紙、上司恩師に送る手紙、友人・知人に送る手紙の3つのシーンに分けて、ご紹介していきます。
ビジネス・公的な手紙
〔書き出し〕
拝啓 小寒の候、寒さがいい日が続きますが、貴社の皆様お変わりありませんか?
拝啓 小寒の候、寒さきびしき折、柄皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
〔結び〕
本年も変わらぬお付き合いの程よろしくお願い申し上げます。敬具
御一同様のご健康とご多幸をお祈りします。敬具
上司・恩師に送る手紙
〔書き出し〕
拝啓 小寒の候、新春のお慶びを申し上げます。おかげさまで私どもも家族一同健康で新年を迎えることができました。
拝啓 小寒の候、向寒の候ではございますが、皆様ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
〔結び〕
御一同様のご健康とご多幸をお祈りしつつ、まずは寒さひとしお厳しい折、くれぐれもご自愛ください。
暖冬とは申せ、お体にご自愛ください。
友人・知人に送る手紙
〔書き出し〕
小寒の候、新春のお慶びを申し上げます。おかげさまで私どもも家族一同健康で新年を迎えることができました。いかがお過ごしですか?
小寒の候、初春のお慶びを申し上げます。新たなファミリーを迎えて、穏やかな正月だったのではないでしょうか。
〔結び〕
ご家族お揃いで、穏やかな新春をお過ごしください。
ご一同様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
さいごに
小寒の侯は、冬に使える時候の挨拶です。
小寒の候の読み方は、漢字の部分を全て音読みにして、小寒の候と読みます。
小寒の候の意味は、1年のうちで、もっとも寒い時期表しています。
侯は、天候、気候、季節を意味する言葉で、「〇〇の候」は、「〇〇の季節になりましたが‥」という意味になります。
ですので、「小寒の侯」は、「1年で最も寒い時期を迎えたこの頃ですが‥」といった意味になります。
小寒の候の使える時期は、はっきり決まっていて、小寒(1月6日)から、大寒(1月20日)の前日までになります。
ということで、あなたも、小寒の侯を使って、この冬、寒い時期にお互いのお相手の体調を気遣う手紙を書いてみてはいかがでしょうか?
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