夏といえば、スイカの美味しい季節ですね。
スイカは、夏の果実の王様とも呼ばれています。
スイカは、水分も多く、4〜6パーセントの糖分も含んでいるため、熱中症予防にもなり、スポーツドリンクと同じ効果が期待できるとも言われています。
熱中症予防意外にも、ダイエットやむくみ取り、美肌効果などさまざまな効果があると言われるスイカですが、食べ過ぎには注意が必要です。
今回は、スイカを食べすぎるとどんなトラブルを招くのか、スイカの適当な摂取量について、スイカにまつわる迷信とその真偽についてまとめました。
スイカを食べ過ぎるとこんな症状が!
スイカは、つい美味しくてたくさん食べたくなってしまいますよね。
スイカを食べると、美肌効果などいろんなメリットがあるしと思ってたべすぎていませんか?
実はスイカを食べ過ぎると、体にたくさんの悪影響があること知っていましたか?
スイカを食べ過ぎることで起こる体のトラブルについてまとめました。
体の冷え
スイカには、シトルリンという成分が豊富に含まれているため身体の血行を促進、冷え性改善に役立つと言われています。
しかし、実はスイカの食べ過ぎでまず気をつけたいことは、体の冷えです。
スイカにはたくさんの水分が含まれています。
なんと90パーセントが水分でできているんです。
また、スイカにはたくさんの水分に加え、利尿、発汗作用のあるカリウムやシトルリンも含まれています。
利尿、発汗作用が働き、体内の余計な水分を外に出すため、むくみ改善として特に女性には喜ばれます。
しかし、体内の水分を外に出そうとして、体温を下げ、体を冷やしてしまうんです。
適量であれば、冷え性改善の効果が期待できるスイカですが、食べ過ぎると逆効果になってしまうため、食べ過ぎには注意しなければなりません。
糖質過多
先ほど述べたように、スイカにはたくさんの水分が含まれているため、ヘルシーな食材だと思っている人が多いかもしれません。
スイカはほとんど水分だから食べすぎても太らないし、むしろ痩せると思っている人もいるでしょう。
しかし、実はスイカ1切れ、150gあたりのカロリーが56kcal、糖質量が13.8gもあるんです。
食べ過ぎなければ気にするほどのカロリーではありませんが、食べすぎてしまうと糖質過多になってしまいます。
消化不良
先ほども述べたようにスイカは、90パーセントが水分でできています。
そのため、スイカを食べすぎてしまうと、一気に水分が胃の中に入ってくることになります。
そうすると、胃液を薄めて、食べ物の消化吸収に悪影響を及ぼします。
そのため、スイカを食べ過ぎないだけでなく、スイカを食べる前後は脂っこいものなど消化しにくいものを食べるのは避けることをおすすめします。
また、スイカを食べるのに最も適した時間は、朝だと言われています。
朝は体内の水分が不足しがちなので、それを補うために朝食にスイカを食べるのが良いでしょう。
スイカの食べ過ぎに注意したい人
スイカの食べ過ぎは、たくさんの体のトラブルを起こし、良くないことがわかったと思います。
しかし、スイカの食べ過ぎに特に気をつけなればならない場合があります。
それは冷え性の人や妊娠中の人、腎臓の弱い人たちです。
なぜより注意が必要なのか、まとめてみました。
冷え性や妊娠中の人
冷え性の人や妊娠中の人は、スイカの食べ過ぎには特に注意が必要になってきます。
先ほども述べたように、スイカを食べすぎると体を冷やしてしまいます。
冷え性の人は、体の中に冷たいスイカがたくさん送り込まれてくると、体温が下がったと思い、体温をあげようと急激に血圧が上がることがあります。
妊娠中は、体の冷えによって、つわりの悪化やお腹の張り、足のむくみやつりなどが起こると言われています。
また、 お母さんの身体の末端が冷えていると赤ちゃんは暖かい場所を探して動き回り逆子になる可能性があるとも言われており、冷えが慢性化し血流がどんどん悪くなると切迫早産や難産にもつながることがあるそうです。
そのため、冷え性の人や妊娠中の人は、スイカの食べ過ぎには特に注意する必要があります。
腎臓の弱い人
先ほども述べたようにスイカには、カリウムもたくさん含まれています。
腎不全など腎臓の弱い人は、水分を排出する機能が弱いので、カリウムを血中に溜め込んでしまうことがあります。
病院でカリウムの摂取量制限などを言われている場合は、スイカの摂取量には気をつけましょう。
スイカを食べるときの適量は?
暑い夏の日には、ついついたくさん食べてしまいがちなスイカですが、スイカの食べ過ぎは、体に悪い影響を与えます。
では、スイカはどのくらい食べるのが適量と言えるのでしょうか。
スイカは、平成17年に厚生労働省と農林水産省が健康増進と生活習慣病予防などのために作成した「食事バランスガイド」にて、1日に200g程度食べることが推奨されています。
スイカにまつわる迷信を調査!
スイカにまつわる迷信と真偽についてまとめました。
まず、スイカと天ぷらの食べ合わせが悪いという迷信についてです。
天ぷらは油を使った料理なので消化に時間がかかります。
スイカは、90パーセントが水分で占めているので、体を冷やす作用があり、冷えた胃腸は働きが鈍くなるので、消化に時間のかかる天ぷらとは相性が悪いので、この迷信は本当だといえます。
続いては、スイカの種を食べると虫垂炎になるという迷信についてです。
スイカの種をついうっかり食べてしまったということこれまでに一度はありませんか?
虫垂炎というのは、虫垂の内部に閉塞が生じることで虫垂が炎症を起こし、感染症が生じ、腹痛、吐き気、発熱がみられる病気のことです。
スイカの種を食べると虫垂炎になるのでしょうか?
スイカの種の外側は、とても頑丈にできています。
そのため、種を飲み込んでしまっても消化されることはほとんどなく、体の外に出てくるんだそうです。
万が一種が消化されても、種は脂肪分とタンパク質でできているためなんの問題もないそうです。
現に、中国ではスイカの種は食材として普通に食べられているんだそうです。
そのためこの迷信はどうやら嘘みたいですね。
他にも、スイカの種を食べるとおへそから芽が出るといった迷信もあります。
もちろんおへそから芽が出ることはありませんが、面白い迷信がたくさんありますね。
さいごに
スイカの食べ過ぎから起こる体のトラブルについて、特に食べ過ぎに注意したい人、また、スイカを食べる時の適量や、迷信についてまとめました。
スイカは適量であれば、むくみ改善、美肌効果、疲労回復、ダイエットに効果があると言われています。
そのためついついたくさん食べてしまいがちです。
しかし、スイカはたくさんの水分、そしてカリウムやシトルリンを含むため、スイカの食べ過ぎは、体の冷えや糖質過多、消化不良を起こし、むくみ改善、美肌効果、疲労回復、ダイエットなどの効能は得られず、むしろ逆効果になってしまいます。
スイカを食べる時は、摂取量に気をつけ、夏を快適に乗り切りましょう。
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