みなさんは「タクシーの日」という日があることをしっていますか?
このタクシーの日はなぜできたのかどのような意味や由来が込められているのか気になりますよね。
今回はタクシーの日はなぜできたのかということや、行われているイベントなどもまとめていきます。
「タクシ-の日」とは
タクシーの日は8月5日に制定されています。
大体、〇〇の日と言われると語呂合わせかな?とおもうと思いますが、これは全く語呂合わせにはなりませんよね。
なぜ、8月5日がタクシーの日として制定されているのか少し詳しく紹介していきます。
意味・由来
日本ではじめてタクシーが誕生したのは1912年8月5日でした。
場所は麹町区有楽町の数寄屋橋付近で「タクシー自働車株式会社」という会社だったそうです。
このタクシーが誕生した日を記念として、全国ハイヤー・タクシー連合会では8月5日を「タクシーの日」と制定しています。
8月5日には、タクシー協会が地域掃除をしたり、クーポンやティッシュなどを配ったりもしているんだそうです。
タクシー業界としては「タクシーをもっと知ってもらいたい」ということを目的としています。
当日は全国でイベントも
タクシーの日にちなんで、毎年全国でイベントが開催されています。
2019年8月3日にはお台場ヴィーナスフォートパレットプラザ台場でタクシーの日のイベント「タッくん感謝祭2019」が開催されています。
各ブースではタクシーのパネル展示やユニバーサルデザインタクシーの展示などもあったそうです。
そして、子ども向けのコーナーもあり、タクシードライバーの制服を着て、ドライバー体験の撮影なども行われているそうです。
タクシーの日にちなんだ特別なデザインのうちわなどのグッズも用意されています。
タクシーの起源は?
タクシーの起源は,イギリスで 17世紀頃の辻馬車が辻自動車となって発達したといわれています。
なぜタクシーという名前になったのかということを少し難しいのですが紹介していきます。
「タクシー」は、ラテン語の「taxare」から生まれたフランス語「taximetre」を借用して生まれたといわれています。
そして英語の「taximeter cab(料金計のついた車)」か「taxi-cab 料金を払う車」がそのラテン語やフランス語と同じ意味なんだそう。
そこから「車」という単語がなくなり「料金」の部分だけが残ります。
そのため「taxi」となり日本ではタクシーと呼ばれるようになったんです。
タクシーという言葉は英語・ラテン語・フランス語などが混ざってこの名前になったということになります。
タクシ-の雑学を紹介!
続いてタクシーの雑学を紹介していきます。
・タクシーの自動ドアが誕生した理由
・助手席という言葉の由来
のふたつを詳しくまとめていきます。
みなさんが知らなかったタクシーについての雑学を知ることができると思うのでぜひみてくださいね!
自動ドア誕生の理由
タクシーの自動ドアが誕生した理由は1964年の東京オリンピックがきっかけということを知らない人も多いと思います。
海外では、自分で開け閉めするということが普通なので自動で開くということは海外から来る方が驚く出来事なんだそうです。
自動ドアになる前は、タクシー運転手は顧客サービスの一環として、利用客が乗降するときにクルマから降りてドアを開け閉めすることが多かったんです。
毎回降りて開け閉めするということはタイムロスでもありました。
お客さんがドアを開閉すると、後続車との接触事故などトラブルが起きやすくなるということもありました。
現在はタクシーの右側には「接触事故防止のため右側はあきません」と張り紙がありますよね。
このような懸念があり、自動ドアをタクシーに設置したいと思いタクシーに自動ドア設置に向けて進めていきました。
しかし、なかなかうまくいかないことが続いていったそうです。
そんな時にやってきた東京オリンピックが転機となりました。
タクシーに自動ドアを導入すれば、いいおもてなしサービスになるし、運転手もわざわざ降りなくても楽に乗客の安全に気を配ることができるということで次々とタクシー会社が導入し始めました。
東京オリンピックでは沢山の海外の方がやってくるのでタクシーが日本のおもてなし精神をアピールするきっかけとなりました。
この考えが大成功で現在も海外から日本に来る人々が「おもてなしの心」をタクシーの自動ドアから評価しています。
タクシーができた時から自動ドアがあるというわけではなく様々な人の考えや工夫により出来上がったものなんです。
「助手席」の由来
運転席の隣の席=助手席という言葉が定着していますよね。
この助手席という言葉は元はタクシーの業界用語だったんです。
一つ目の助手席という言葉の由来を紹介していきます。
タクシーが誕生した大正時代は着物のお客さんが多く、着物を着ている方の乗車を手助けする人も一緒に乗っていました。
運転席の隣に座るその係りの人は「助手さん」と呼ばれていたそうです。そこから進化して助手さんが座る席が助手席という言葉に変化していったといわれています。
そしてもう一つ由来があります。それは昔のタクシーは輸入車などを使用していたため当時の日本人にとっては大きいものでした。
そのため乗り降りがうまくできないということもあり、乗り降りのアシスト役として運転席の隣に乗っていた人が「助手」と呼ばれていました。
そのことから、助手が座る席ということで助手席と呼ばれたのではないかといわれています。
このように、普段何気なく使っている言葉がタクシー用語だったり意外なところからきている言葉だったりすることもありますよね!
さいごに
今回は8月5日のタクシーの日について紹介していきました。
タクシーの自動ドアが生まれた理由が東京オリンピックと関わりがあったり、普段何気なく使っている言葉がタクシー業界用語だったり知らないことがたくさんありますよね!
ぜひ、8月5日は電車ではなくタクシーを使ってみてくださいね。
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